ユーチューブをはじめて１年が経ちました。
ずっと、言葉にはあまりしてこなかったことなど、こだわりなく伝えるときが来たなと感じています。
ユーチューブをはじめるきっかけとなった、雄猫のさっちゃんがやって来てくれたのも、とても大きなめぐり合わせだと思います。
考えてみれば、２０１９年の春に夫が亡くなり、それから以降はどうやって生きていくかをずっと模索してきたように思います。
それまでの私は、染色家の夫の手伝いと、子育てにほとんどの時間を費やしてきました。
京都の美術系の短大で出会い、卒業後結婚して、3人の子供に恵まれ、ひたすらに生きてきたと思います。
夫の病気が分かりそれ以降は生きることの根本的な考え方が変わったように思います。
夫は、直腸ガンであることが分かりその時すでに肺にも転移していてステージ４でした。
何もしなければ、余命1～2年、どうしてゆくか考えて治療を受ける方向を選び、すべての治療を体験し、ガンが分かってから9年の闘病生活ののちこの世を去りました。
亡くなる数か月前まで、ずっと仕事を続け、最後まで前向きでした。
私が言うのもなんですが、素晴らしい仕事をしてきたと思います。
色々な出来事の廻りあわせと、親切な人々との出会いのお陰で、夫がこの世を去って２年が経ったとき、奇しくも三回忌にこの美しい本、【 『 野田 浩二のしごと 』 Kouji Noda and his works of dyeing 】が、この世に生まれました。
この本の中には、その美しい染色作品だけにとどまらず、家族のこと、友人や、お世話になってきた々の人々のことなどが写真と共に綴られています。
闘病日記のような、病気が分かってからの２０１０年６月末から亡くなるまでの２０１９年５月までの「浩二旅日記」も写真を交えて最後に入っています。
もしご興味のおありの方がおられましたら、ぜひお買い求めいただけたら幸いです。
※本の中には、さっちゃんも最後に登場します。
『野田浩二のしごと』164 頁 B５変形版 2,200 円（税込）／限定 1000 部
※購入希望の方は下記のページからお申し込みください
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#風野工房で暮らす雄猫さっちゃんと同居人のおばあちゃんの日々。。。
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